このブログについて

女装に関心をお持ちですか?

ここには、女装をテーマにして、エピソード、日記風の女装体験、さらには短い作品から少し長編まで女装小説を掲載しています。

Yuriinbl3_3女として生まれてくればよかった、そんな女装子の純情、異常な愛の形をどうアレンジするか、女装に関心のある方に、お楽しみいただけたら幸いです。

朝、あなたは女性としてスカートのすそを気にしながら階段を上っていたり、
昼前には、爽やかな風に吹かれて公園で化粧を直していたり、
午後には街の中で太ももまであらわなミニスカートの女の子だったりします。

 

あなたが感じたままに、女性の下着もその日の気分で装い、
お出かけも昼間、深夜、早朝だったりします。

 

「ああ、女になりたい・・・」
そう思ったときには男の自分の姿から、女装せずにはいられない貴方の世界へ。

≪お知らせ≫ 
                

《 目次へ 》

《 目次 》女装でNight

《 目 次 》 女装でNight をお読みいただくために

【日記・コラム・つぶやき】

このブログについて

教えてね

【女装エピソード】

Jui25兄嫁の下着

マニキュアを塗って

パンティー 

【女 装 小 説 】

作品を読む前にどうぞ  作品のあらすじ紹介コーナー

 Eiko3_1      成人式のお祝いに

     花嫁はニューハーフ

    尚美のポートレート(新バージョン)

 

【女  装  小  説 ① 】

作品を読む前にどうぞ 作品のあらすじ紹介コーナー

Kurof_2 先生お嫁さんにして!!

夜は女装妻になって

背徳の愛に恋して

 

【女  装 小  説 ② 】

作品を読む前にどうぞ  作品のあらすじ紹介コーナー

Redttyウェディングドレスに憧れて

尚美のポートレート 

尾道タイムトラベル(志乃姫伝説)

白衣とウェディングドレス 

 

【女 装 小 説  長 編 】

作品を読む前にどうぞ作品のあらすじ紹介コーナー

Sirobody_1 女装をやめる時

性に目覚める時(女でいたいの)

妻になります/亜沙美の片想い

 

 

【女 装 体 験 告 白】 

作品を読む前にどうぞ 作品のあらすじ紹介コーナー

素敵なおじ様とはじめてエッチをしました

レイプされちゃったの

ナイロンのネグリジェの誘惑

休日はメイドになって

作品紹介/女装小説①

女装小説①に掲載している作品を紹介します。

《先生お嫁さんにして!!》  交通事故で家族も家も失った少年が、奥さんを亡くされてひとりぼっちの先生の家に暮らすようになった。ある日、亡くなった先生の奥さんのタンスの中の下着に興味を持ってしまったのです。少年は女装して、女の子になって外出しているのを先生に知られてしまいます。真夏の夜更けに、奥さんの悩ましいランジェリーを身につけて、先生の部屋に入っていくのでした。

《夜は女装妻になって/舞妓姿で結ばれて》

社長と私は、以前同じ会社で働いていました。今も社長と秘書ということで、一緒に働いています。しかし、仕事が終われば、忙しい彼の女装妻として夜の奉仕を求められるのです。偶然のめぐり合わせか、運命の悪戯か今は一人の男と女、京都で結ばれて私は彼の妻になったのです。

《背徳の愛に恋して》                             見合いで結婚し、平凡な生活が続いたが、妻とのセックスでは満たされぬ性の悦びを、再び女装という秘密の楽しみの中で求め始めるのだった。そんなおり、憧れの人でもある義理の姉が病気で入院した。忙しい義兄に代わって洗濯物を姉宅に取りに行った時に、寝室のタンスの中に悩ましい義姉のプレイ用の下着類を見つけ、思わず身につけていた。義兄の不在の時にこっそり楽しんでいるのを見つけられ、義兄の女装妻として夜の奉仕を求められるようになった。

              目次へ

Banner_02ブログランキングに参加しています、クリックをお願いします。

作品紹介/女装小説②

女装小説②に掲載している作品を紹介します。

《ウェディングドレスに憧れて》                      同じ会社の中に以前から純子がひそかに憧れていた人がいました。奇跡的にその人と一度だけ、男と女として熱情のおもむくままに、禁断の性愛を交わしたのです。しかし、彼と純子との関係は一度きりで終わったのです。純子がたとえ好きになっても女装子だから、その男性と結婚はできないものとあきらめていました。

《白衣とウェディングドレス》
少年の家の離れに、看護師が引っ越してきた。スタイルも良く素敵な女性への憧れや彼女の恋人への嫉妬などが少年の心に生じる。やがて看護師は男に騙されて引っ越していく。残された荷物の中に白衣や下着があり、少年は女装に目覚める。

《尚美のポートレート》  若手の画家が、一人の少年と出会う、少年の希望で彼が女装してモデルになった絵を描きそれが美術展で入選する。そしてお祝いの酒に酔い、女装した少年と結ばれてしまう。しかし少年は逢うたびごとにますます美しい女性として成長する。ローズピンクのドレスを着た尚美が秘めていた謎を解くために、若い画家は雪山に向かった。

《尾道タイムトラベル(志乃姫伝説)》                  彼の父が亡くなり、一人息子の彼が故郷に帰り、父が営んでいた診療所の仕事を継ぐことになりました。わたしも彼のために看護士の資格を取り、病院勤務の経験をしました。そして、開業の準備をするために広島県の東部、福山市に来て、二人の新しい生活を始めることにしたのです。彼に愛され幸せないっぱいの私は、女装妻なのです。

                  目次へ

Banner_02ブログランキングに参加しています、クリックをお願いします。

作品紹介/女装小説

女装小説新作に掲載している作品を紹介します。

《尚美のポートレート》新バージョン
若手の画家が、一人の少年と出会う、少年の希望で彼が女装してモデルになった絵を描きそれが美術展で入選する。そしてお祝いの酒に酔い、女装した少年と結ばれてしまう。しかし少年は逢うたびごとにますます美しい女性として成長する。ローズピンクのドレスを着た尚美が秘めていた謎を解くために、若い画家は雪山に向かった。追憶編を追加しました。

《成人式のお祝いに》
お気に入りの女装雑誌を買いにふと立ち寄った書店で、家庭教師で教えた少年と出会ってしまった。少年は、今は大学生、女装して外出しているのを彼に知られてしまいます。女装した自分とのデートを望む彼に、戸惑いながらも会いにいくのでした。

《花嫁はニューハーフ》                          就職したデパートで商品開発を担当する青年には、大手のデパートとの商品提携を結ぶことが課せられていた。人の心を和ませる優しさがある彼も、頼りない上司と交渉を進めるが見通しは暗い。ふと思い立ったように、幼い頃に暮らしたふるさとを訪ねてみる、すっかり変わった町で幼馴染と再会した。なぜか美しい衣装で女装する幼馴染と一晩を共にしてしまう。

               目次へ

Banner_02ブログランキングに参加しています、クリックをお願いします。

作品紹介/女装小説長編

女装小説長編に掲載している作品を紹介します。

《妻になります(亜沙美の片想い)》                  女装しているうちに、好きになってしまったのです。それも同じ会社の独身寮にいる先輩なのです、女の子になって、その男性とたとえ一度でもいいから抱いてもらいたい。いざとなると、なかなか思い切れないのです。でも、亜沙美になって悩ましいランジェリーを身につけて、彼の部屋をノックしてみました。

《性に目覚める時(女でいたいの)》                    美しい母との思い出が、少年の心の支えとなっていく。亡くなった母の遺品の中から、ランジェリーを見つけ出し少年はオナニーを覚える。いつしか女性の美しい下着を見につけ、女装することによって男に愛されるという異常な性の喜びを次々と体験する。

《女装をやめる時》
男でありながら、「女装する」それは世間の中で明かすことのできない秘密です。女装クラブで軽い気持ちで女装した時、鏡の中の自分が美しい女性に変身していることに驚きながら、どこか心の奥底に感じる琴線を意識し始めるのです。とにかく女性の衣類を身にまとい女装を楽しむだけのつもりが、女装して抱かれ、女の姿のまま与えられる性の快楽を知ってしまった。身体まで女性化してしまいたいという自分の煩悩、情念と決別するために、一人の若者が郊外の「女装断絶の道場」に精神修業として入門することになった。

                 目次へ

Banner_02ブログランキングに参加しています、クリックをお願いします。

作品紹介<女装体験告白>

女装体験告白に掲載している作品を紹介します。

《すてきなおじ様とはじめてHをしました》                  本当に男性とお付き合いすることには、まだ不安がありました。
男に抱かれたことのない女装子なんて、まだまだ一人前じゃないよ。
そう言われて女装外出でとどまっていた自分を、純子という女に成長させる決心をしました。

《レイプされちゃったの》                            自宅から少し遠くの場所にあるコインランドリーに行くことにしました。ブラウスやスカートはクリーニングに出せるのですが、さすがにナイロンのネグリジェやランジェリーは頼めないので、お気に入りの悩ましいランジェリーなどはいつものコインランドリーで、そこは機械も新しくお気に入りでした。それと、女装のまま外出したかったのです。そこなら誰も知った人も来ないし、そんな気持ちでした。

《ナイロンのネグリジェの誘惑》                            創作ストーリー「レイプされちゃった」の続編です。
『女装外出はもうしない』そう心に誓いながらも、家の中ではお化粧もして、夜寝る時にはピンクのネグリジェや透けるようなナイロンの黒のベビードールを身にまとい、転職先で自分を優しく仕事の上でリードしてくれる先輩に抱かれる事を、想像して女性として愛されたいと夢見ているのです。

《休日はメイドになって》                           会社の休みの日に、好きな人に思いを打ち明けるかどうか、迷った末に思い切った行動をする女装子。なんと、彼女はメイド姿になって彼を誘惑するのです。

               目次へ

Banner_02ブログランキングに参加しています、クリックをお願いします。

夜は女装妻になって(舞妓姿で結ばれて)

シルクサテン
 就職、それは人生を大きく変えてしまうこと あります。今、ひとりの若者が自分自身の性に目覚めるとき、そこに女性の美しい下着があったとしたら。

【あらすじ】学校を卒業し、ごく普通に就職した青年には人の心を和ませる優しさがあった。
リストラ対策担当の上司の仕事ぶりが若い社員 の心の支えとなっていく。いつしか女性の美しい下着を見につけ、女装する彼が運命的な出会いによって性の喜びを知り、愛する相手との人生を歩み始める。 
  
【出張の夜は女になって】
月に何度か東京への出張があります。社長と二人で出張中は、食事も宿泊も一緒に行動します。
そこまでは、どこの会社でもよくある事なのですが、得意先との交渉や打ち合わせが終わると社長とは別行動、私は予約した新宿のホテルに着くとスーツを脱ぎます。

ここまでは、ごく普通のことです、しかし、シャワーで汗を流しバスタブを出ると、ナイロンのショーツを身につけ、入念にメイクします。いつもは後ろで束ねている髪も解いて、ブラッシングします。

社長のほかには誰にも見せることのない、大きく肩の開いたシルクサテンのミニドレスを着て、社長を待つのです。できる限り悩ましく、彼を迎えるのが私の務めなのです。

» 続きを読む

尚美のポートレート(新バージョン)

【尚美のポートレート】新バージョン

【あらすじ】
若手の画家が、一人の少年と出会う、少年の希望で彼が女装してモデルになった絵を描き、それが美術展で入選する。そしてお祝いの酒に酔い、女装した少年と結ばれてしまう。しかし少年は逢うたびごとに女性として成長する。その少年が秘めていた謎がわかるときがくる、10年という時間の流れを経て二人の約束が果たされた時、せつない恋が終わる。

第1章 霧の中の出会い

Naomig1_3   冬の午後は3時を過ぎるとどんどん冷え込んでくるため、いつもならスケッチを終えて帰り支度をしていただろう。

その日は朝から霧が発生して、お城の公園の中でも視界が遮られていた。

 2月にしてはその分だけ気温は高く、私こと坂崎隆一は松本城のデッサンを仕上げようとしていた。その時、私の後ろに一つの人影が近づいて来た。

 こうしてデッサンなどしていると、後ろから覗きこむ人が結構いるのだ。しばらくすると、その人影が話しかけてきた。

「お兄さん、絵描きさんなの。僕には書けないぐらい、素敵なデッサンですね」
「ほんの下書きでね、今日はこれぐらいにしておこうかと思ってるんだ」
「お兄さんは、いつもどんな絵を描いているの」
「一言で言うと風景、野や山や自然と、古くからある建造物かな」
「どういうところが気に入ってるの」
「山や大地、それと古い建物のもつ美しさかな」

「お兄さんは、人やモデルなんかは描かないの」
「あんまりね。本当は人物画には自信があるんだよ、でもね注文がないのでね」
「注文がないと描けないの」
「うんそうだね、風景の絵は家の中の飾りとして売れるけど、人物画は難しいんだ。」
「じゃあ、僕を描いてくれる。僕が注文すれば良いでしょ。お兄さん、お願いします」
「しょうがないなぁ。ここでは寒いから、僕の家で描こう。ついておいで」

 少年の名は仁科尚文、17歳。父の経営する会社が東京にあるため、東京の京王学院大学の付属高校に通っている。高校2年生、父の再婚相手や東京の家になじめず、母と暮らした想い出のある松本の家に帰ってきているのだ。

 その日のうちに少年と話し合い、彼をモデルとして私が作品を作ること、モデル料は払わない(私の収入では払えない)と言うことで納得した。その晩にあらかたのデッサンを仕上げて、次回は3月の学校が休みの日ということになった。
 尚文少年は、身長は160センチほどの小柄で、顔色も青白く、やせていてまるで病人のような陰気な感じがしていた。でも笑うと幼くあどけないところがあり、デッサンをしている私は久しぶりに楽しい時間を過ごせた。


 3月の最終の土曜日、私は松本城の堀端でのデッサンを終えてそろそろ帰ろうかなと思い始めた時、後ろから近づく人の気配がした。尚文少年だった。

「坂崎さん、遅くなってごめんなさい。この前の続きをお願いします」
「ああそうだったね、待ってたんだよ。じゃぁ、私のアトリエに行こう」

アトリエと言ってもリビングルームと寝室しかない狭い1LDKのマンションなのだ。

「坂崎さん、前よりもずいぶん片付いていますね」
「尚文くんが来るから、少しは片付けたんだよ」
「それじゃぁ、もう少し台所の片付けもお手伝いします」
「モデルじゃなくて、家政婦さんになるつもりかな」
「片づけが済んだら、モデルになります」

 その日は下絵がほぼ終わり、絵の具をぬるところまでで終わった。2月の尚文少年のデッサンと比べると、以前より顔色が良くなっているような気がした。


Matumotonoharu   松本にも春が来て、桜の花も満開となり街を行き交う人々の服装も、明るく華やいだものになってきた。そして新年度の絵画展の日程が決まり、私も何を出品するか決断を迫られていた。そんなゴールデンウイークを間近に控えた夕方、松本駅前の交差点で尚文少年と出会った。


「坂崎さん、今から良いですか。モデルだけでなく、家政婦もしますよ」
「おいおい、冗談はよせよなぁ。でも掃除ぐらい手伝ってもらうか。それで高校は?」
「はい、無事に3年になりました」
「そうか良かったな、今夜は飯でもおごるか」


 その夜と次の日で、最初の作品がなんとか完成した。ただ作品の中の尚文少年と目の前にいる彼の雰囲気がどこか違うのだ。あえて言うならば今の尚文少年の方が、明るく元気な感じがするのだ。初めて出会った2月から、出会うたびに明るく元気になっているようで、もう病人のような陰気なところはどこにもなかった。

「ねぇ、坂崎さん僕のポートレートなんですが、少し暗い感じですね。できれば、もっと違った感じに描いてもらえませんか」
「そうだなぁ、まあ冗談だけど女の子にでも描いて見ようか」
「えっ、本当ですか。僕はそれでもいいんです。次は女の子の服を持ってきます」
 尚文少年はうれしそうに帰って行った。


第2章 女装のモデル

 5月になり木々が鮮やかな若葉を装い、さわやかな風がふきわたる気持ちのよい夕暮れに松本城のスケッチを終わって帰りかけた私に、一人の少女が近づいて来た。ローズピンクのドレスに白いふちの大きな帽子を被ったその少女が近づいて来た。

「坂崎さん、誰だか分かる、ナオミ、私は尚文よ」
「えっ、まさか、ナオミちゃんって、本当に尚文くんか?」
「びっくりしたでしょう。今日は母の若い頃のお洋服のサイズがあうかどうか、試着してみたらあまりにぴったりだったんです。だからそのまま来ちゃったんです」

「大胆だなぁ、靴も帽子もみんなお母さんのものかい。ぴったりだね」
「坂崎さん、ナオミって可愛いくみえますか?」
「うんそうだね、とっても可愛く見えるよ。尚文くんじゃないみたいだね」
「尚文じゃなくて、今夜は尚に美しいと書いて、『尚美』と呼んで欲しいな」

「それじゃあ、本当に女の子のように描いても良いんだね」
「もう坂崎さんたら、女の子のようにじゃなくて、尚美という女の子を描いてください」
「はいはい、おかしな高校生の尚美ちゃんを描かせていただきます」


 女装しているにもかかわらず、恥ずかしがるどころか明るく振舞う彼女を見ていて、私の心までもがうきうきするような、時間が過ぎて行った。短い休みはあっという間に終わり彼女は帰って行った。


 6月になり初夏の日差しが容赦なく照りつける中で、穂高連峰の山並みを私は描いていた。梅雨のあいまの外での作業を早めに切り上げて、自宅に帰ると芸術大学の研究室に勤める秋山からの速達が届いていた。

 東京のC美術館の作品展で「青い服を着た少年」と題して応募した尚文君の絵が大賞に選ばれたというのだ。27歳にしてやっと果たした入選が大賞だなんて思いもしなかった。このうれしさを誰かに伝えずにはいられなかった。


 まるで私の気持ちが通じたかのように、その日の夕方きれいなドレスを着た尚美、いや女装した尚文君が私のアトリエを訪ねてきた。

「こんにちは、坂崎さんいますか。尚美です」
「よくきてくれたね、君のおかげだ。今夜はお祝いにしよう」
「何かあったんですか、作品展で入賞ですか。えっ、本当ですか、うれしい」
「さあ、お姫様。今夜はレストランにお連れしましょう」
「坂崎さん、今日は尚美のお誕生日なの。もう18歳のレディーなのよ」

 私はもうすっかり彼女が女装していることも忘れて、いつになく高級なレストランに行き、ローズピンクのかわいいドレスを着た尚美をまるで恋人のように扱った。酒に弱い私は、すっかりワインに酔ってしまった。

 家に帰りついたのも知らず、気がつくと私はベッドの中で尚美を抱きしめていた。彼女も覚悟をしていたのか、ドレスの下に身に着けていたレディスインナー姿で身体を堅くしていた。

 私は目の前にいる尚美が、とてもいとおしいと思った。できるだけ優しく彼女を抱き寄せて、そっとくちづけをした。いつのまに伸ばしたのか、彼女の栗色の髪の毛は長く、お化粧までしていることに気がついた。

 ドレスを脱ぎ、純白のインナー姿の尚美は、隆一の理性を失わせるのに十分なほど、女性的で悩ましく、隆一は尚美をさらに強く抱きしめていた。

「尚美ちゃん、君のことが好きだ。今夜、私はすべてを棄てても君が欲しい」
「坂崎さん、あなたの好きなようにして。隆一さんのことが好きなの」
「尚美ちゃん、ありがとう。」
「尚美って、呼んで。」
「尚美、愛してるよ。」

 私は尚美のうなじのあたりから唇を這わせながら、さらに首筋から胸元のあたりにキスマークが残るぐらい激しくキスを繰り返した。そして彼女の一番たかまりを迎えている部分をさけて、太腿から足首、さらに指先までを舐め尽くした。

「ああ、もうだめっ。お願い、隆一さん、次は私にまかせて。」
「ああ、そんなにきつくくわえなくても良いんだよ。ああ、そうだよ。」
「これでいいの、感じてるの。」
「ああ、そうだよ。おおーっ、すごくいい、ああーっ。」

尚美の舌がからみつくように、先端を刺激するたびに私は声をあげてしまった。
そして隆一がのぼりつめようとした時、
「尚美の中でいって欲しいの、隆一さんのものを私にちょうだい。」
「なおみ、本当にいのかい。入るよ、そっとするからね。」
「はぁー、うっ、ううっ、」
「なおみ、痛むのかい。」
「大丈夫よ、もう大丈夫。隆一さんの感じるようにして。」

 私は両手を尚美の腰にあてて、少しずつ腰を前後に動かし始めた。尚美は長い髪をゆらしながら私と一体になり、声を押し殺すようにしていた。ついに私も頂上に達する時が来た。

「なおみ、とってもいいよ、今にも、ああー」
「隆一さん、なおみも感じるわ。おねがい、いま、とっても、あっ。」
 尚美の身体がぴくっとなり、その瞬間締め付けられた私も精を迸らせていた。


 朝日が容赦なく降り注ぐ、私が目を覚ました時には尚美、『尚文君』はいなかった。昨日のことが、まるで夢のような気がしていた。しかしテーブルの上には大賞を知らせる速達があった。


 東京での授賞式の後、私はテレビや美術雑誌のインタビューなどで忙しく、十分に絵を描く時間もなかった。気がつくと8月も終わりかけていた。夏休みの間は家族とカナダで過ごすため、尚美こと『尚文君』とも会えなかった。

 しかし私のアトリエには、美しい尚美の肖像画があり、恋人のように優しいまなざしで、ほほえむように私を見つめていた。ローズピンクのドレス姿で、黒い瞳の美しいの絵の中の尚美は今の僕にとっては、恋人のようではなく、恋人そのものだった。


第3章 奇跡の入選

Naomig6_3  夏休みを家族とカナダで過ごしている『尚文君』とは会えなかった。しかし私のアトリエには、美しい尚美の肖像画が出来上がっていた。
優しいまなざし、愛らしい口もと、ローズピンクのドレスのふくよかな胸元、黒い瞳がほほえむように私を見つめていた。
東京の美術展に出す作品は、「尚美のポートレート」に決めた。


 9月に来た尚美はさらに美しくなっていた。まるで高校生の男の子が女装しているとは思えなかった。また彼女も、私の前では微塵も男としての振る舞いはなかった。夕方は私のモデルとして、微笑んでいた。彼女の年は確か18歳だったはずだが、22歳ぐらいに見えた。
 そして夜は私の恋人として、尚美は私の腕の中で身を任せていた。東京から月に一度しかこれないことが、余計に二人を熱く萌えさせるのだった。彼女をモデルとした作品を私は描きつづけた、そして私には奇跡のようなことが起こった。

 東京の美術展に出した「尚美のポートレート」が入選したのだ。1年の間に2度も大きな賞を取れるなんて、私には奇跡としか思えなかった。

 銀座の画廊や横浜、京都の画商からも私の絵を扱いたいと申し出があり、松本の街に戻れぬ生活が続いた。気がつけば、新年を迎えていた。1月の末で狭い松本のマンションから引越すことになって、夕方の日差しの中で一人で片付けをしていた。

「こんにちは、隆一さん。やっと会えたわ。」
「尚美ちゃん、ごめんね。なんかいろいろあって留守ばかりしてたんだ」
「ううん、偉い画家先生になったんだなって、テレビに出ている隆一さんを見てたのよ」
「今夜もゆっくりして行けるんだろう」
「それが、きっと今夜は父が、私を迎えに来るの。だから、暗くなるまでここに居させて」
「そうか残念だな、じゃあ描きかけの絵を仕上げようか」
「ここに座っていたらいいの」
「そう、そこでじっとしてね」

 尚美の絵を仕上げようと彼女を見つめていると、いつもと違いどこかさびしそうな不安そうな感じだった。絵を描き上げて、二人で批評しあった。彼女には話さなかったが、今の尚美は前にも増して大人の女性としての美しさがあった。それは決して18歳の高校生ではなく25歳ぐらいの女性としての優雅さがあった。


「もうそろそろ、家に帰るわ。実は来週はじめに卒業記念の耐寒登山があるの。それに参加するのがイヤで、隆一さんに会いに来たの」
「そんなにイヤなら参加するのをやめればいいのに、君のお父さんは参加しろと言っているのか」
「ええそうなの、男がそれぐらいのことができなくて、家の会社の後が継げるかって」
「君は社長になる定めなんだね」
「私は父の再婚した新しいお母さんの子どもに継いでもらいたいの」
「それなら君の考えをお父さんに僕が伝えようか」
「ありがとう、でもやっぱり自分で話してみる」
「そうか、またいつでも困ったら逃げて来るんだよ」
「ありがとう、さよなら。私のこと忘れないでね」
「尚美ちゃん、誰が忘れるもんか」


 尚美が帰って行った後、さびしさ、孤独感が強くなってきた。なぜか、彼女を帰すんじゃなかったと後悔していた。


第4章  尚美の真実 

 次の日、雑誌記者が訪ねて来た。『尚美のポートレート』のモデルは一体誰なのかと言うことだった。私は前にも話したように、東京の京王学院大学付属の高校3年生だと伝えた。
しかし雑誌記者はそんな生徒はいなかったと言うのだ。仁科と言う男子生徒が女装していたのだと説明したが、記者は携帯電話で何かを確かめた後、
「いい加減なことを言って、モデルを隠さなくても良いじゃありませんか」というばかりであった。

 尚美の通っていた高校で事情を話して、仁科尚文と言う生徒を捜していると伝えた。すると応対していた教頭が驚いたような顔で話し始めた。
「仁科君は確かにうちの生徒でした。でもそれは10年前のことです。さらに悲しいことに耐寒登山に参加して、なだれにあって遭難されたのです」

「どんな生徒さんだったんですか。他所では何も言いません、約束します」
「実は私が教頭になる前に、担任していたのです。お母さんが亡くなり、お父さんと後妻さんと暮らしていましたが、時々松本のお母さんのお墓参りに行かれていたようです。おとなしい、優しい子でしたが、クラスの中では目立たないほうでしたね」

「他には、何か事情でもあったのでしょうか、お父さんとの間で」
「ただ、お話してよいか・・・。実は、尚文君がお母さんの服を着て女装することがあり、お父さんは何度かやめさせようと努力されたようです。耐寒登山も男の子らしくさせたいと本人を説得して参加させたのです。それがあんなことになって、遭難にあったのは皆からほんの少し離れたところでした。ちょうど明日で10年です」

Yukiyama  尚美に会えるかもしれない、そう感じた私は車を走らせた。その山は一度行ったことがある、地元で消防団をしている民宿のおやじになんとか十年前の遭難場所に案内してくれと頼んだ。おやじはスノーモービルで山に連れて行ってくれると快く引き受けてくれた。

翌朝は、青空が澄みわたるような快晴でした。

「すみません、今日は面倒をお掛けします。よろしく」
「お客さんは、ご親戚の人かね。あの時も朝は晴れてたんだ」
「それでどうしてなだれが起きたんですか」
「あの日、急に雷がなったんだ、その振動で表面の雪が崩れたんだね」

 民宿のおやじがスノーモービルで20分ほど走ったところだった。私は礼を言って、帰りはゆっくり一人で降りるからと別れた。抜けるような青空だった、ゆっくりゆっくりとおやじが指差した現場に歩いて行った。

 しばらくすると急に風がふきはじめた、空の一点が黒くなり雪雲がせまってきた。雪が舞い上がり顔にかかった。

Naomig5_2   ふと前を見ると、ローズピンクのドレスを着た尚美が見えた。まるで来ないでと言うように手を振っている。そのときすぐ近くで雷鳴がした。ゴーゴーというような鈍い音がした、地面に倒れた尚美に近寄り抱き寄せた、尚美の手は暖かかった。その瞬間二人は真っ白い雪にのみ込まれてしまった。

「尚美、会いたかったよ。でもよかった、君を迎えに来たんだ」
「隆一さん、もう私は帰れないのよ。あなただけでも幸せになって」
「何を言ってるんだ、二人で頑張るんだ」
「あなた、私は今のままでも幸せよ。あなたに会えて本当に良かった」
「尚美,愛してるよ」

 持ち上げることができないほどの雪に覆われてしまった。少しだけ身体を動かす余裕があった。まだ私達は寒くはなかった、何とか尚美の身体の下に僕のコートを置き、彼女を抱きしめた。私達はお互いに抱擁し、少しは暖かくなった。お互いの身体を寄せ合って、そして私は尚美にくちづけをした。

「尚美のために、ごめんなさい」
「尚美、君に会いたかったんだ」
「隆一さん、今こんなに近くであなたを感じているわ。」
「尚美、素敵だ、とっても暖かいよ。」

昨夜はよく眠れなかったせいか、眠気が襲ってきた、少し熱い。

「隆一さん、寝ちゃダメよ、あなただけでも助かってほしいの」
「なんかとっても眠い、なおみ」
「隆一さん、寝ないでね、あなた」

彼女の声が遠くなりかけ、気を失ってしまった。


サイレンの音を聞いたような気がした。
「坂崎さん、気がつかれましたか」

目がさめたら病院のベッドの上だった。
「どこか痛むところはありませんか」
「ああ、いいえ別に」
僕の腕は白衣の看護師に握られていた。
「あのー、僕のほかに、もう一人も無事でしたか?」
「いいえ、遭難されたのはあなた一人だったのですよ」

 看護師の話しでは、雷の音がしたので民宿のおやじが心配して、また山に上がってみたら雪崩れが起きていた。それですぐに救助されたので命が助かったのだろう。
 でも自然にできた洞穴のような部分にはまりこんだので呼吸もできたしそれが幸運だったのだろうと言われた。雪崩れによる遭難者の多くは窒息によるものが多いという話だった。
 
Naomig3_2  私が頭を掻くと、一本の繊維が落ちてきた。ローズピンクのきれいな色だった。


第5章 追憶

 病院から電話をかけようとした、いつもは携帯電話で済ませていたのだが、電池切れの状態だった。
売店の近くにある公衆電話の前で、財布の中から1枚のテレホンカードを取り出した。松本城の写真が印刷されたものだった。

 電話をかけ終わったとき、坂崎隆一はテレホンカードを不思議なものでも見るように、10年前のことを思い出していた。

 10年前の隆一は受験生だった。2月のはじめ、信州大学教育学部に願書を提出するために松本駅前からバスに乗った。願書受付の最終日まで迷ったが、絵を描きたい隆一は芸術教育コースに応募することにした。

Matudenbasu_2   最終日に願書を提出する者も結構いるのか、バスは混んでいた。信州大学前に着いたが、まだあわてることもないと、一番後部の座席からゆっくりと、バスを降りる乗客の列に並んだ。

 ほとんどが隆一と同じ受験生だろう、もうあと一人というところで前にいた乗客がバスの運転手に1万円札を出して、両替はできないと言われていた。

「お客さん、1万円は両替できないんですよ」
「でも、財布の中には小銭があまりないんです」
「困ったなあ、後日営業所にでも持って来てもらえますか」

二人の会話を聞いていた隆一が声をかけた。
「ねえ君、いくら足りないの?」
「40円なんです」
「それなら僕が出しとくから、早くバスを降りよう」

バスを降りて大学の構内に入った。
「さっきはありがとう」
「気にしなくてもいいよ」
「あわててバスに乗ったから両替するのを忘れてしまったんです」
「そんな時もあるよね」
「あの、これでよかったら使ってください」

彼の差し出したのは、まだ40度数残っているテレホンカードだった。
「僕のほうが得をしちゃうけど、いいのかな」
「どこかで両替をして、お返ししたほうがいいですか」
「これって、松本城の写真だね。僕はこのカードがいい」

教育学部の前で、坂崎隆一は再び彼に出会った。
「あれ、君も教育学部を受験するんだね」
「母がこの学校の卒業生なんです、それで僕もここに決めました」
「受験するコースはどこにしたの?」
「前期日程は、芸術教育です」
「ええっ、それじゃあ僕も芸術教育だから、同じだね」

 帰りのバスまでに時間があったので、一緒に学生食堂でコーヒーを飲んだ。温かいストーブの近くに並んで座った。自然と入試の話になったが、隆一は合格する自信はなかった。

「競争率が3倍ぐらいだから、二人とも合格するといいね」
「もし、僕が合格したら最初に君の絵を描いてあげる」
「僕がモデルになって?」
「どうせうまく描けないけど、それでもいいかい」
隆一のことばで、にっこりする彼が何度もうなずきながら微笑んでいた。

 コーヒーを飲み終わると、入試の日にまた会おうと声を交わした。お互いに名乗ることもなく、バスに乗り松本駅で降りた。駅前の公衆電話から松本城のテレホンカードで、高校の担任に願書を提出したので直接、家に帰ると伝えた。

僕が出会ったのは10年前の尚美に間違いない。入試の当日、彼は来なかった。
でも、今、僕は約束どおり尚美をモデルにして絵を描くことができた。

「尚美!僕はこの時代に戻れなくてもよかったんだよ。雪の中で君と永い眠りにつきたかった」 
                                         《終わり》 

        

《 目次へ 》

女装をやめる時(女装断絶の修業)①

【あらすじ】男でありながら、「女装する」それは世間の中で明かすことのできない秘密です。女装クラブで軽い気持ちで女装した時、鏡の中の自分が美しい女性に変身していることに驚きながら、どこか心の奥底に感じる琴線を意識し始めるのです。とにかく女性の衣類を身にまとい女装を楽しむだけのつもりが、女装して抱かれ、女の姿のまま与えられる性の快楽を知ってしまった。身体まで女性化してしまいたいという自分の煩悩、情念と決別するために、一人の若者が郊外の「女装断絶の道場」に精神修業として入門することになった。

第1章 休職

3月31日の夕方、土曜日で普段なら休みのところ、年度末のため職場にはまだ数人仕事をしている社員がいた。私は部長からの指示で、引継ぎと残務整理のために出勤していた。休職の辞令を受け取るために部長から呼ばれた。

「明日から3ヶ月だね、君もいろいろあるけどまた元気に帰ってこいよ」

部長から励ましとも、あきらめとも言える言葉を最後に職場を退社した。大学を卒業後、企画部門で6年間世話になった部長には申し訳ないと思いながら、ついに本当のことが言えなかった。

通院先のクリニックで、うつ病と診断書を書いてもらった。私の会社では、年に数人がうつの状態になって、入院したり、自宅療養になる社員が出る。成果が上がらない、交渉が上手くいかないなど、営業だけでなく激しいノルマが与えられている研究開発部門にも多い。

私も表向きは、病気療養になるが自分の精神をゆさぶるあのことから逃げ出すために、密かに知られている「精神修養道場」に入ることにしたのです。

» 続きを読む

女装をやめる時(女装断絶の修業)②

第2章 お別れパーティ

夕陽が沈み窓の外に見える景色は、少しずつ紺色に染まっていく。群青色の空には、三日月と、少し斜め下に金星が輝いて見えている。地上にも明かりが灯りはじめていた。

多くの人はまだ仕事か、または帰宅途中の時間なのでしょう。数日前までは、私もそのひとりだったのです。

1hanayome1 でも、今はウェディングドレスを着て、ホテルのチャペルで式の始まるのを待つ花嫁になっているのです。女装を今夜限りにして、皆さんとお別れをしたいと伝えたところ涼子の想い出に残るようなパーティをしようと島田さんから提案があり、涼子の一番最後にふさわしいウェディングドレスを着てもらいたいという事になったのです。

式場のプロのメイクの方から、いままでのどんな化粧よりも美しくメーキャップされ、伸ばしはじめていたまだ短い自分の髪に、ヘアーピースを使用して出来上がった時には、自分でも驚くほど美しい女性が鏡の中にいました。

できることなら花嫁として誰かに愛されたい、女としての自分を捧げたいという気持ちが高まってくるのでした。

» 続きを読む

女装をやめる時(女装断絶の修業)③

【あらすじ】はじめは遊びのつもりだったのです。女装クラブで女性の衣類を身につけて、お化粧をしてもらった、そこまでは軽い遊びのつもりだったのです。しかし、女装して悩ましいランジェリーを身につけて、女になる喜びを抑えきれなくなってしまった若者が、女装をやめようと決意しました。

【第3章 女装用品の処分】

 愛車から降りるとリアドアを跳ね上げて、ホームセンターで購入したダンボール箱を8つ取り出した。はじめの箱にはパンプスやブーツ、サンダルを入れることにした。

次に2箱は下着類を入れるために、3箱は女装用の衣類専用。残りの2箱には、化粧品、小物、ウイッグなどを入れるために順番に箱を組み立てて、粘着テープで底を貼り、中身の種類別に色分けされた15センチ四方のラベルを貼り、「下着、ランジェリー」「パンプス、ブーツ」などとサインペンで記入した。

9畳のリビングも、8箱を並べると狭く感じた。ベランダの戸を開けるとレースのカーテンがふわりと舞い、涼しい風が吹きぬけた。

「さあ、どれからはじめようかしら」自分でも気づかぬうちに、女言葉になってしまっていた。

» 続きを読む

女装をやめる時(女装断絶の修業)④

【あらすじ】はじめは遊びのつもりだったのです。女装クラブで女性の衣類を身につけて、お化粧をしてもらった、そこまでは軽い遊びのつもりだったのです。しかし、女装して悩ましいランジェリーを身につけて、女になる喜びを抑えきれなくなってしまった若者が、女装をやめようと決意しました。女装用品を始末して、精神修養の道場に向かうのでした。

【第4章 滝にうたれて】

 高速道路を30分ほどでおりると、さらに続くアスファルトの道路がしだいに山道になってくる。片側1車線の道路、くねくねとカーブが続きしばらくするとのどかな田舎の風景が続いた。トランクに入りきらなかった女装用品の詰まった箱を後部座席にも載せて、涼子は愛車を走らせていた。

「もう元には戻らないから」
そう誓いながら涼子は今、亮介(りょうすけ)という男性の自分に戻り人生をやり直すため、女装を断絶するための修業道場に向かっている。

カーナビが料理旅館の近くにきていることを示していた、ここで道を曲がるとそこが修業道場の本部。道は狭くなり木々が、日差しをさえぎり薄暗い。そのまま道なりに進むと大きな石碑があり、道場のある宗教施設に着いた。

車から降りると、事務所に声をかけた。
「こんにちは、本日10時のお約束の佐藤ですが」
「はい、新規に入門される方ですね、お待ちしていました」
「荷物はどこに収めたらいいでしょうか」
「荷物はそのままで、まず本殿にお入りください」

薄暗い廊下を案内されながら、本殿に入った。大広間に仏像が安置されていて、信者らしき人が読経していた。その大広間を通り過ぎて、20畳ぐらいの応接室に案内された。

» 続きを読む

女装をやめる時(女装断絶の修業)⑤

【第5章 男と女】
いつしか女装をしなくても、過ごせるようになって2ヶ月目に入っていた。
今までの生活の中では考えられないぐらい、女装から気持ちは遠ざかっていた。同じことの繰り返しで、毎日が退屈と言えば退屈だけど、手を抜けば叱責の声が飛ぶし、丁寧にやればきちんと評価された。

そして道場での修業の中身に「職業スキルアップ」というものが組み込まれた。
社会に帰っていく時に、何のスキルもないものは結局もとの生活に戻ってしまう、そのために「運転コース」「医療事務会計コース」「パソコンコース」「工事・溶接コース」のようなものがあってフォークリフトや自動車の2種免許を目指すもの、ワード・エクセル・パワーポイントなどを学ぶものがあり、「カウンセラーコース」を選んだ。

「もうすぐ1時だわ、早くしなくちゃ」
「やあ久しぶり、これからですね」
そんな言葉をかけた相手は由紀さんだった、彼女もカウンセラーコース。一緒に指定された第6修法室に向かった。

» 続きを読む

女装をやめる時(女装断絶の修業)⑥

【第6章 涼子の夢】

修業を始めてからずっと元気だったのが、二日ほど前から身体がふらふらして昨夜は寒気がして起き上がることもできなかった。

「佐藤君、お加減はいかが?」
「まだ少し熱があるようで」
「そうね、今日も大事をとって、道場でのお勤めはお休みにしてもらうわね」
「はい、すみません」

西川導師の奥さんが、枕元に朝の食事として、おかゆに佃煮、梅干、だし巻き玉子、味噌汁を持ってきてくれた。

食べられるものだけを口にして、薬を飲んで再び眠りに付いた。

どれぐらい眠ったのだろうか、僕は汗びっしょりで布団に横たわっていた。布団から起き上がると身体は汗でねっとりしていた。浴室に入りシャワーを浴びた、身体のふらつきもなかった。シャンプーで髪を洗いながし、トリートメントでさっと洗髪を終えた。

バスタオルを身体に巻きつけて浴室から出た、いつもは閉じている隣の部屋が開いていた。ひんやりした部屋の中には、女性用のカラフルな下着が詰まった箱があり、見覚えのあるものだった。

» 続きを読む

尚美のポートレート

1po02 【あらすじ】
若手の画家が、一人の少年と出会う、少年の希望で彼が女装してモデルになった絵を描きそれが美術展で入選する。そしてお祝いの酒に酔い、女装した少年と結ばれてしまう。しかし少年は逢うたびごとに女性として成長する。最後はその少年が秘めていた謎がわかるときがくる。


第1章 霧の中の出会い

 冬の午後は3時を過ぎるとどんどん冷え込んでくるため、いつもならスケッチを終えて帰り支度をしていただろう。その日は朝から霧が発生して、お城の公園の中でも視界が遮られていた。2月にしてはその分だけ気温は高く、私こと坂崎隆一は松本城のデッサンを仕上げようとしていた。その時私の後ろに一つの人影が近づいて来た。こうしてデッサンなどしていると、後ろから覗きこむ人が結構いるのだ。しばらくすると、その人影が話しかけてきた。

» 続きを読む

白衣とウェディングドレス

【あらすじ】少年の家の離れに、看護師が引っ越してきた。スタイルも良く素敵な女性への憧れや彼女の恋人への嫉妬などが少年の心に生じる。やがて看護師は男に騙されて引っ越していく。残された荷物の中に白衣や下着があり、少年は女装に目覚める。

【第1章 出会い】

 彼との待ち合わせ、今日はどの下着にしようかとランジェリー選びをしながら、あの日のことを思い出していました。

 それは僕がまだ小学校の5年生で、一学期が始まったばかりの4月の終わりでした。僕の家のすぐ近くに、大きな病院ができたのです。広大な林と畑が続いていた丘の上に真っ白な鉄筋の建物が聳え立ち、それまで約1時間もかけて県立病院に通っていた町の人たちも大喜びでした。

 僕の家はおばあちゃんが亡くなり、離れとして使っていた2階建ての部屋に看護師さんが住むことになりました。僕が家の前の畑で拾った週刊誌のヌード写真を見ていたら、オレンジ色のスカートに真っ白なブラウス姿の女性が近づいて来ました。ヌード写真にも負けないほど胸のふくらみのある女性が僕に声をかけました。

「こんにちは、青木さんですか。お家の方はいらっしゃいますか。」
その元気そうな声に対して返事もせずに、僕は家の中に走っていくと、
「お母さん、お客さんだよ。」そういうのが精一杯でした。

母は外を見るなり、
「祐一、これから離れに引越してくる坂井由紀さんだよ。」
そう言った後、母はあわててエプロンをはずして外に出ていきました。
玄関のガラス戸から、母と話しをしているノリピーに似た坂井さんをずっと見つめていました。それから母と坂井さんが離れに入るのを見ました。

 ヌード写真を見て勃起していた僕のものを鎮めるために、離れから見えない車庫の裏でオナニーを始めました。ただいつもと違うのは写真ではなく、坂井さんの胸のふくらみやくびれた腰、ノリピー以上に女らしい笑顔が目に焼き付いていたのでした。

» 続きを読む

成人式のお祝いに

【あらすじ】お気に入りの女装雑誌を買いにふと立ち寄った書店で、家庭教師で教えた少年と出会ってしまった。少年は、今は大学生、女装して外出しているのを彼に知られてしまいます。女装した自分とのデートを望む彼に、戸惑いながらも会いにいくのでした。

【第1章 衣装選びは下着選び】

「もうすぐ1時だわ、早くしなくちゃ」
奈緒美はいつも、衣装選びに迷ってしまうのです。

今日は、ひろし君の成人式が午前中にあったんです。
「ねぇ、先生。昼から会えないかな」
「友だちと飲みに行くんじゃなかったの」
「それよりも先生と一緒に過ごしたいな」

実は、ひろし君は教え子なんです。学生時代に家庭教師で1年半ほど英語を教えてたんです。それが5年ぶりに出会ってしまったの。

それも、大人になった彼に声をかけられてビックリ。
「ニューハーフクラブ」という雑誌を買いに、深夜に女装のまま遠くの書店に行きました。

レジでお金を支払いお店を出ようとしたら、
「もしかしたら、先生じゃないですか?」
「えっ、・・・・人違いじゃない」
「先生、ひろしです。中学の時、教えてもらった」

二人のほかには、お店には誰もいないのでそのまま話しました。
ひろし君は大学生になっていて、ひとりで下宿生活をしていたのです。
そして、深夜に書店に来る美しい女性客を覚えていて、ある時その客が女装している私だと気づいたのです。
他の客が来たので、携帯のメールアドレスを交換して、お店を出ました。

» 続きを読む

花嫁はニューハーフ

幼い頃に過ごしたふるさとを家族の転勤のために離れ、幼馴染の面影も、それは遠い過去の思い出になってしまうこともあります。仕事に行き詰まり、今ひとりの青年が自分のふるさとを訪れた時、美しい幼馴染が疲れた彼を優しく迎え入れたなら、恋に落ちてしまうかも。

【あらすじ】就職したデパートで商品開発を担当する青年には、大手のデパートとの商品提携を結ぶことが課せられていた。人の心を和ませる優しさがある彼も、頼りない上司と交渉を進めるが見通しは暗い。ふと思い立ったように、幼い頃に暮らしたふるさとを訪ねてみる、すっかり変わった町で幼馴染と再会した。なぜか美しい衣装で女装する幼馴染と一晩を共にしてしまう。

【第1章 花嫁はニューハーフ】

Eiko3 教会の挙式の後、ニュージーランドへのハネムーン、隣の座席には初々しい花嫁が座っている。かすかに甘くなやましい香がする彼女の手を握り締めた。

初めてのファーストクラスは、ゆったりくつろげる落ち着いた雰囲気で、前後は空席になっていた。 花嫁はウェディングドレスから、今は幾何学模様のある白いドレス姿に着替えていた。

パールのネックレスが胸元に輝き、すらりと伸びた足の先にはパールホワイトのハイヒール。ストッキングにはところどころにリボンのような模様が入っている。 白いドレスの彼女の身体に触れると、ピクンと反応する彼女、「なあに」と聞いてくる。

» 続きを読む

先生お嫁さんにして!!

事故で家族も家も失った少年が、奥さんを亡くされてひとりぼっちの先生の家に暮らすようになった。ある日、亡くなった先生の奥さんのタンスの中の下着に興味を持ってしまったのです。少年は女装して、真夏の夜更けに、奥さんの悩ましいランジェリーを身につけて、先生の部屋に入っていくのでした。

第1章 初めての女装外出

 夕食の支度をしながら、台所の窓から外を見ていると空一面に黒い雲が広がり、今にも夕立の雨がふってきそうです。
「早く洗濯物を取り入れなくちゃ」、コンロの火を止めベランダのガラス戸をあけてサンダルを履き、シーツやバスタオル、それからあの人のワイシャツや肌着を先に取り込みました。その間にも雨が激しくなって、私のブラジャーやショーツは濡れてしまいました。

「ああ、せっかく乾いていたのに」
そう言いながら雨に濡れてしまったランジェリーを乾燥機に入れ終わると、自分のお気に入りのタンクトップも雨に濡れて体にぴったりとくっついていました。タオルで髪をぬぐい、鏡に映った自分の胸を包むブラジャーの上から両手でふくらみを寄せるようにしてみました。

 3月からはじめたホルモン治療でふっくらとしてきた胸を、今夜もやさしく愛撫される事を想像するだけで、あそこがジーンと感じてくるのです。でも悲しいことにジーンと感じてくるのは、あそこといっても女の人にはない股間のあの部分なんです。

» 続きを読む

«女装小説長編 〔ご案内〕